Last Updated 9/29/2003
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9/29(月)ミステリートレイン?

週末は、JRの中央線の工事の予定が大幅に遅れ、かなり混乱したらしい。TVでも謝罪会見をしていたし、月曜日の今日も常磐線の車内アナウンスで、ご迷惑をおかけしました、深くお詫び申し上げます、と謝罪していた。
でも、取ってつけたようなアナウンスに聞こえたのは、何度も常磐線でつらい目にあっているからかな。

忘れられない8月のお盆休みのころの話。大雨で常磐線が大幅に遅れていた。夜8時頃、私は上野にいた。これまでの経験上、遅れているときは無理をしてでも来た電車に乗ったほうがいいと思ったのだが、妊婦だし座って帰ることを優先して、一本電車を見送った。次に電車が来るという10番線で待っていたら、9番線が先に出ます、というので、くるりと後ろを向いて9番線の先頭に並び替えた。

しばらくして、やっぱり10番線が先に出るという。怒。
でもまあ、いいかげんなアナウンスのこと、ここで10番線に戻ったら座れるかどうかきわどいし、とりあえずそのまま待っていたら、9番線に電車が入線。期待がふくらんだところで、「9番線の電車は乗務員の交代中です。」と言ったまま30分くらい経った。一番前で待っているので、雨にぬれる。仕方がないから傘をさした。誰も気づかないだろうけど、妊婦なのに・・・と思う。激怒した客が駅員室で駅員に詰め寄っていた。詰め寄りたいんだけど、座るためには列を離れられない。

「次の電車は取手を出ました。」
というアナウンスには本当に怒り心頭って感じだった。取手から登りの電車が上野に着くのが、次の電車らしい!40分はかかるよ。しかも9番線は、電車は入っているというのに、その次にならないと出ないらしい。それどころか、乗務員は今どこにいるのか、全然交代が進まない。ホームでアナウンスしている駅員のあなた、運転すれば、と言いたくなった。

結局1時間半くらいホームで立っていた後に電車に座って帰ったんだけど、本当に本当にJRなんてもう信じない、と思った。確かに大雨で、踏み切りに駅員らしき人が黄色い雨合羽を来て作業をしているのを見ると、気の毒だと思うけど、待っている人たちには正しい情報を伝えて欲しいよ。

テレビで、混乱している中央線のアナウンスを聞いていたら、「どこまで行くか、行き先は分りませんが、電車が来ます。」と言っていたけど、意味不明で笑えた。ミステリートレイン!?

9/24(水)バーゲンとフェアの違い

いよいよ5ヶ月も終わりに近づき、お腹が目立ってきた。
5ヶ月目の戌の日にお腹にさらしを巻く習慣があるようだが、先月、仕事で産婦人科の先生を招いて、報道関係者向けの勉強会の開催をお手伝いした際に聞いた話によると、妊娠したらとにかく何かをお腹に巻くっていうのは昔から言われているけど、医学的に特に根拠はないらしい。ということで、この儀式は省略して、腰痛防止効果を期待してガードルを購入した。

下着類はセールでとりあえずそろえてみたものの、目下の興味は『マタニティ服』。柏駅のそごうと高島屋の売り場を往復してチェックしたところ、バーゲンだと思って出かけたそごうの売り場は、いくら探しても赤いバーゲンの文字が見当らない。売り場をよーく見ると、「フェア」という名前でただブランドのポイント2倍や、1万円以上買ったら記念品プレゼントなどという説明が。つまり実質的に全然安くない。数ヶ月のために2万円近くする服はとても買えない。高島屋も同様、期待していたような種類とサイズが全然なく、どれもパジャマみたいな部屋着って感じで、がっかりして家に帰った。

ということで、また手作り大作戦の方向へ。前に作ったワンピースは「ほっそり見える服」という本の型紙を利用して作ったのだが、これはどうやら太目の中高年を意識したパターンのようで、普通の服にしてはゆったりと出来上がった。味をしめて、同じ本から、もっとゆったりしたデザインのワンピースを作ってみた。今度は服地もメートル当り約千円グレードアップして、手抜きせずに丁寧に縫った。裏地用にミシンの針と糸も取替えて、今度はベンツも左右間違えていない。出来上がりは、どう見てもマタニティのデザインだ。ウールで厚手を生地を使ったし、また、しばらくはもつだろう。ほっ。

合わせて、通販で見つけたすっきりデザインのパンツとスカートを発注。届くのが楽しみだ!

そうそう、マタニティ用下着売り場で、二人目を産んだばかりという女性が、ガードルを試着していたので思い出したんだけど、産婦人科の先生による勉強会で、某大手マタニティ誌の編集者が産後のボディを補正する下着について質問をしていた。産後の体をいかに元に戻すか、専門家の意見を聞きたいということだと思うけど、ガードルなど専用の下着を着けたほうが良いと聞いたことがある、という編集者の質問に対して、先生はかなり憮然として「医者が正式な場で、そのような発言をしたことは、聞いたことがありません。」と答えていた。お腹をしめることによって、逆に骨盤底という筋肉がゆるみ、将来的に尿もれなどの症状が出やすくなるらしい。医者にしてみれば、ナイスバディになることよりも、健康が重要だもんね。

結局のところ、メディアも読者(と広告主でもある企業)の方を向いていて、けっこういいかげんなことを書いているような気がした。

9/18(木)引越プロジェクト

晴れてレジャー日和だった敬老の日の連休、ここのところ毎年恒例となっている引越をした。
一昨年は赤帽の軽トラック、昨年はレンタカー、どちらも一人分だったので荷物は少なかったが、今回は二人分。いよいよ引越業者に頼んで本格的な引越をすることになり、見積りに来てもらった。ケイン・コスギじゃなかったけれど、引越業者の営業担当の男性が8月の週末に家にやってきて、家財道具をチェックした後、色々と引越プランの説明などを受け、どのくらいの意味付けがあるかはよく分らない正規料金から半額以上の値引きで話をつけてくれた。
Hが長年手塩にかけて育て上げた観葉植物たち、私とHがそれぞれ小学校時代から使っている学習机と後で買い足した大きなデスク、このあたりが大変という印象だった。これらをそのままトラックに並べるだけでかなりのスペースが必要で、トラックは4トンという見積りだった。

インターネットで一括して10社ほど出した見積り依頼にきちんとメールで対応して来たのは2社で、あとは留守番電話に何度か電話が入っていた。とりあえず見ないと分らないので、とかいう伝言を残した会社もあったが、こちらからまず家財道具の目安を送信してるのだから、メールで大まかな見積りをしてくれないと意味がないと思う。
最終的に、メールで最も安い見積りをしてきた上で、「お見積もりにお伺いして営業がとことんがんばらせて頂きます。」と書いてきたマミー引越センターを選んだ。

営業マンにはもちろんとことん(?)がんばってもらったが、何より作業員が素晴らしかった。梱包、開包も大変だったけど、汗だくになって荷物を運ぶ3人のお兄さんたちの働きを見ていたら、ほんとうに感動したよ。こんなに目の前で体力を使って働く人の姿を見たのは久しぶり。結局ダンボールと衣装ケースなど箱物だけで100個近くになったせいか、朝の8時過ぎから運び出しに4時間以上、午後移動して、運び入れにさらに4時間以上、一日作業になった。2LDKの引越にこんなにかかるとは思わなかった。

エレベーターなしの2階から、エレベーターなしの3階まで、私だったら一個でも持てないような重いダンボールを2つ重ねて階段を駆け下りて、駆け上る!文字通り運んだ箱や家具全てに、汗がぽたぽた落ちていたのもよしとしよう。通販で購入して部屋で組み立てた大型のクローゼットと机は、作業員がばらして、運び、また組み立ててくれた。最後に10Kのダンベルを運んでもらい、午後6時過ぎに引越が終了した。

私は「妊婦」という印籠があるので、部屋の中でもダンボールを動かすことさえほとんどしなかった。梱包したダンボールの数も約10個くらいだったにも拘わらず、やっぱり引越って大変だったな〜。これからの人生、これだけのものを背負って生きていくのね、とか思ってしまった。ほとんどを梱包して開包して、移動して並べて飾ってくれたHに感謝。

新築の住み心地は快適。ウォシュレットにシャワー付洗面台、お風呂は自動で沸かせるし、どさくさにまぎれてHの両親に買って頂いた乾燥機つきの洗濯機はお風呂の残り湯を取り込むポンプがついてる。さらに、マンションの隣はスーパーマルエツで、1日に何度も通える。ちなみにもちろん賃貸です。

マタニティ誌の「安定期にしても良いこと、いけないこと」という特集によると、引越は「×」と書いてあったけど、通勤もラクになったし引越して本当に良かったと思う。

9/8(火)夏休みの思い出(遅い報告ですが)

どこにも出かけなかった8月の終わりの週末に、初めて栗拾いをした。
Hの西東京市の実家の裏に栗の木があって、いがぐりがたくさん落ちていた。海の近くで育った私は、栗の木=「山」というイメージがあったので、意外と身近な存在にびっクリ。(ダジャレイ夫人読んでくれてる?)
その後、家の近くの生協の駐車場にも栗の木が数本あるのに気付いた。あー、これも「バカの壁」だあ。世の中気付いていないことが多すぎる。

栗は長靴の両足でイガを割って、中身が取れるくらい開いてから、初めて手を使う。初めて栗のひろい方を教えてもらった。足で十分開かないと、中味を取り出す時に手にイガが刺さってとても痛い。蚊に刺されながら洗面器いっぱい拾った栗をゆでてもらって食べたらおいしかった!

けっこうな量あったので、おみやげにもらった栗は中身をせっせと出して、裏漉しして、プリンにした。すごく手のかかったプリンだと思うと、それだけでおいしかった。
栗の木の空き地はまもなく整地されるらしい。せっかく栗拾いを覚えたのに、ちょっと残念。

9/5(金)5カ月!

待ち望んでいた安定期、妊娠5カ月に入った!
劇的に何かが変化するわけでもないけど、これから約3カ月は旅行にも行ける、と自分で決めているし、できるだけ体を動かそう。マタニティスイミングとか、マタニティビクスってあこがれてるんだけど、やる暇があるかな・・・

と張り切っていた矢先、のどが痛くなって、鼻がびーびー出てきて頭が痛くて会社を2日も休んでしまった。あー、アポを二つも延期してしまったよ。そのうちの一つ、昔からの知り合いで見込み客のSさんは、
「ぜーんぜん急いでないし来週でいいですよ。お一人の体じゃないですから。普通だったら這ってでも来いと言いますが。」
そうだよね。普通だったら這ってでもだよね。でも今は甘えることにする。

風邪の症状を除いてはだいたい順調。つわりが終わって、4カ月の終りから急速に食欲が増し、すごい勢いで体重が増えてきた。この調子で行くとあぶないので、強い意志を持って体重管理をすることにする。この食べ物の壁紙はその決意の表れと受け取って欲しい。ケーキの絵にしなかったのが意志の弱いところだけど。
体重が増えなかったこれまでは、食べたいものを食べていれば、つわりだし、って言いわけもできてたんだけど、これからは塩分の高いカップめんとかはさすがに控えよう。最近はとにかく太らないように病院でも厳しく指導されるみたいだ。でも体が太りたがってるんだから、ここで抑えるのは普通のダイエットより大変かも。仕方がないとはいえ体重が増えるってことは女性なら誰でもある程度抵抗を感じると思う。私の場合、今より5キロは太っていたことがあるから、まだ許容範囲がある方かな。いやいや、ここで大幅に記録を更新してはいけない、と気を引き締める。

ウエストもだんだんなくなってきて、会社に着ていく服がない。あわてて週末にスカートとワンピースを作ってみた。初めて接着芯を使ったりして。普通の服の型紙だけどあと2、3週間くらいはいけるかな。
ワンピースは後ろのスリット(ベンツというらしい)の左右を間違えるわ、裏地は表地の針と糸でがんがん縫ってつっぱるし、あとでやりなおしたけど首の後ろのファスナーの終りがずれるしでけっこう大変だった。それから、生地が安いのが原因と従姉のK姉ちゃんに教えてもらったんだけど、チェックの柄があわないんだよね。裁つときに合わせようとはしたんだけど、気が狂いそうになったのであきらめた。既製服の縫製技術は中国製でもきちんとしてるわ、と改めて感心した。それから、近くに大型の専門店があればいいんだけど、なかなか気に入った生地がない。インターネットで調べたら日暮里に服地の卸問屋が軒を連ねる専門店街があるらしい。いつか行ってみよう。

木、金と2日間寝ていたら風邪は治ってきた。
来週はいよいよ引越しだし、体力つけてがんばらなくちゃ。
そういえば、二人も子供がいる会社のIさんに、安定期でうれしいと話をしたら、
「安定期って、安静にしとかなきゃいけないの?」
と聞かれた。Iさんの奥さんは妊娠するとベトナムの実家に帰ってしまうので産まれるまでのプロセスが分らないらしい。産まれる時はかけつけて、陣痛が来るようにホーチミンの街を一緒に延々と歩き続けたと言っていた。

妊婦になって色々な人の経験談を聞くと本当に参考になるのでありがたいし、心強い。今思い返すと、「バカの壁」じゃないけど、これまでは妊娠中の人の話や、子供が産まれたっていう話を、他人事というか適当に聞いてたんだなあ、と思う。


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